たゆ

ロバみみ

新戯会で書いたやつのまとめ(1&2)

新戯会(新作短編戯曲を読む会)の短編。
かっこ内はお題。

 

■season1
結び(腕相撲)
まるい教室(眼鏡)
きみの銀河(川の上)
来週のサザエさんは、(来週のサザエさんは、)
■season2
ぱっぽうさい(RTA)
きこえる(工事中)
春色04番(酒のチカラ)
明日向きの薫風(衣替え)
海へゆく花筏(花見)

 

◆「結び」
◯◯◯
父と娘の歩みを辿る。ふたりには、何か決定権を争うとき、腕相撲で勝負をつける約束事があった。
◯◯◯

20分くらいに改稿し直して、シイナナの短編2人芝居企画「ふたりごと」で上演させてもらった!ガトーさんとひなちゃんがお二人ともキュートでうれしかった…。
新戯会始まったくらいから、ベタを恐れず書くぞー、という個人意気込みがあるかもしれない。

 

◆「まるい教室」
◯◯◯
毎日、自宅の窓から高校の教室を双眼鏡で覗いていたおじさんが、初めてそこに足を踏み入れた(ところに出くわしてしまった女子高生との)朝。
◯◯◯
これちょっとなー60分とかな気もするなー。短編にしては起伏が薄いのに味濃いみたいな。いや書きよう切り取りようだなあ…。

 

◆「きみの銀河」
◯◯◯
バイトの後輩のよからぬ噂をきいてから、その後輩が夢に出てくる。しかも目の前で脱ぎ出す。しかも見ろ触れってグイグイくる。しかもその背中には、おおきな鯉が刻まれている。
◯◯◯
上演した!30×30!なので30分に改稿した。湊さんと多真美の、人当たり優しい2人がやってくれたことである良さ、あったなー。
演出めちゃくちゃ苦戦したんですが(本のせいっていうか私の演出の…論的な…あれの…やつで苦戦した)上演できてうれしい。また見たい。
あとバイト先の設定、短編の時はレンタルビデオ店だったのですが、カラオケ店になりました。

 

◆「来週のサザエさんは、」
◯◯◯
とある町のとある家のとある晩ごはん。幾度も繰り返された時間。幾度も繰り返された大切な日々。この町で、この家で、この場所で。
◯◯◯
書くの悩んだ…。お題がむずく…。あっち行こうかこっち行こうか悩んで、結局真っ直ぐの道を行って、読んでもらってナルホド!となり、物語を掴みながら改稿に望めた。
同じ台詞を役者を変えてリフレインしていく、演劇っぽいーって感じのやつ(?)。演出大変そうだからあんまりやりたくはないのであった。

 

◇「ぱっぽうさい」
◯◯◯
サラリーマンのパパは仕事が忙しい。娘のみのりも、高校や、部活や、心が忙しくて、おはようだって上手く言えない。今、親子の3か月ぶりの会話が行われようとしていた。トイレの扉を挟んで。
◯◯◯
シーズン2の1発目。狙ってないけど、シーズン1の1発目と同じく父娘もの。初稿かなりガチャガチャしてたのですが、会の皆さんのおかげで良い改稿ができたのではないかな。(良い改稿→スタイリッシュ度アップかつ濃密度アップ)

 

◇「きこえる」
◯◯◯

◯◯◯
あらすじ特にね〜な🐶コントだねーと言われました。ラーメンズみたいなやつ書きたいなーからなので、コントで間違ってはないんですけども…。いや改稿します…。深みだなたぶん求められているのは。コクというか…。本の構成というか要素というかは好きなんだけども、だからこの方向でもいいから濃度だな足りないの。

 

◇「春色04番」
◯◯◯
この春、故郷を出る。就職祝いがてら、家族ぐるみの付き合いの、幼なじみ一家が晩ご飯に呼んでくれた。優しいおじさんと、優しいおばさんと、幼なじみが閉じ籠った部屋の前での晩ご飯。…もう何年、顔を見てないんだろう。
◯◯◯
今までかろうじて滑り込んでた台本提出、はじめて落とした!(銀河バリバリ稽古中で…ゴニョゴニョうだうだジタバタ)
みんなの改稿週に初稿をあげ、読んで頂いたのであった…。
もらった改稿案はもっともだったし、本のもつ要素は悪くはないと思うので、整理して並べて改稿したらいい本になりそう。私に野球の知識なさすぎるのが致命的。あとなんと標準語で書きました。台本で標準語もしかして初めてかも。でもこれ以降の本全部標準語で訓練してます。

 

◇「明日向きの薫風」
◯◯◯
市立緑宮中学校の放課後。1年5組の教室にカズラくんとヒノカワさんだけが居る。今日は衣替えの日。カーテンをふわふわなびかせる風は、微かに夏の匂いがした。
◯◯◯
私もなんか、ラブコメ書きたい!と思って書いたやつです。
これも標準語。あとト書きも頑張ってる。ト書きを頑張って書くようになったのは、新戯会で言われた事に鱗ポロしてからなので、結びの初稿と比べたら面白いかもしれない。
これは〜…あんま良い改稿では〜なかったですね〜…。(改稿前のが…と言われた。)
(良い改稿→スタイリッシュ度アップかつ濃密度アップ)だとしたら、スタイリッシュをあげることで濃密を取りこぼしてしまった感じかな〜…。改稿しまーす…。
この本も可愛くて好きなのですが、中学生設定にしてしまったので上演誰やるねん。でも中学生の可愛さと苦しさがよかったから…。

 

◇「海へゆく花筏
◯◯◯
ゆっくりと雨が降っている。濡れた額を手で拭う。お兄ちゃんの彼女、だった、雛乃さんは傘をクルンと回してみせた。先ほどの、強く大きかった兄が、小さな壺に収まった光景を思い出す。額を手で拭う。
◯◯◯
初稿時よくわからなかったと言われたけど、改稿で結構わからんくはなくなったのではないかと…。
わかりそうでわからんて感じだったのは、ひとえに、雑だったのですよね本が…。(構成と要素と人物背景とそれらの配置)
わかるようにはなった、ではさらに、この物語を1番美味しくいただくためには?刺すためには?の改稿が待っとる。

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次10個目だ!そして次はいつもの5分程度じゃなくて、ちょい長で構成たてなきゃだ!
ウキウキ。たのしい〜…。読んでもらうのうれしいし、本について話してもらえるのも、うれし〜…。
書く筋トレだ。がんばろー。上手くなりて〜。